唾液検査って?

唾液には、口の中を洗浄する働きや殺菌作用、歯の再石灰化を促進する働きのほか、消化を助けたり食べ物をのみ込みやすくする作用があります。その唾液に含まれる成分や菌の数を調べることで、虫歯になりやすい口腔環境かどうかや、歯と歯ぐきの健康やお口の中の清潔度まで調べることができます。

例えばこんな経験はないでしょうか?

  • しっかり歯磨きをしているのに歯医者に行くたびに虫歯ができている
  • お子様のブラッシングをしっかりしているつもりなのに虫歯になってしまう

虫歯の原因として、歯磨きが不十分だったり甘いものを頻繁に摂取したりすることがありますが、その他にも虫歯を引き起こす原因菌の数(細菌数)、脱灰を防ぐ力(唾液緩衝能)、再石灰化を促進・口の中を清潔にする働き(唾液量)も、虫歯の原因になり得ます。
虫歯は一つの原因だけでなく、さまざまな原因が重なることによって発生しているのです。
唾液検査を行い、自分の虫歯になるリスクが高いのか低いのかを知ることで、適切な虫歯予防を行うことができるようになります。

簡単に分かるお口の状態

健康なお口の環境を維持するためには、歯科医院での「プロフェショナルケア」とご自宅での「セルフケア」が大切です。
当院では、最新の唾液検査で口腔内の状況を科学的に分析し、お口の状態に合わせた定期健診をご提案いたします。虫歯や歯周病リスクを細かく分析し、一人ひとりのお口の状況に応じて、効果的な予防を行います。同時に使用する歯ブラシや歯磨き粉のアドバイスも可能です。ご自分のお口の状態に合わせた予防を行いたい方は、唾液検査をおすすめいたします。

唾液検査はこのような方におすすめです

  • しょっちゅう虫歯になってしまう
  • ちゃんと歯磨きしているつもりなのに虫歯ができてしまう
  • 効率的に虫歯や歯周病の予防に取り組みたい
  • 自分に合った予防を行いたい
  • 歯周病治療がなかなか進まない
  • 8020(80才で自分の歯が20本残っている状態)を実現したい
  • 定期検診を最低限にしたい

虫歯の原因として、歯磨きが不十分だったり甘いものを頻繁に摂取したりすることがありますが、その他にも虫歯を引き起こす原因菌の数(細菌数)、脱灰を防ぐ力(唾液緩衝能)、再石灰化を促進・口の中を清潔にする働き(唾液量)も、虫歯の原因になり得ます。
虫歯は一つの原因だけでなく、さまざまな原因が重なることによって発生しているのです。
唾液検査を行い、自分の虫歯になるリスクが高いのか低いのかを知ることで、適切な虫歯予防を行うことができるようになります。

当院で唾液検査を行うメリット

簡単な検査で、お口の状態が分かります。

5分ほどで行えるので、お手軽に検査をすることができます。また、定期的に検査することで、お口の状態がどのように変化しているかが分かります。検査結果に合わせて、オーラルケアグッズもご提案いたします。

検査結果をご説明いたします。

お口の状態を数値化でき、グラフや数値化した検査結果のデータを患者さん一人ひとりにお渡しします。
検査結果を見ながら説明させていただきます。

あなたに合った予防方法がわかります。

検査結果をもとに、一人ひとりに合わせた歯周病や虫歯予防をご提案いたします。

セレックを用いた治療も可能です(自由診療)。

レジンで出来たプラスチックの詰め物・金属の詰め物は、表面にプラーク(歯垢)が付きやすく、虫歯になりやすい傾向があります。
当院ではセレックによるセラミック治療を行っております。詰め物や被せ物をセラミックに交換し、プラークをつきにくくすることが可能です。

唾液検査で測定できる6つの指標

唾液検査結果報告書サンプル

1.むし歯菌

むし歯の元になる「むし歯原因菌」の活性度を測ります。 今現在むし歯があるかどうかではなく、口内がむし歯になりやすい状態かどうかを表します。虫歯リスクが高い傾向にある場合は、セルフケアをこまめにしたり、歯科医院でのメインテナンスの頻度を高めたりする取り組みが必要です。

2.酸性度

歯を溶かしてしまう「酸」の強さを測定しています。 数値が高いほど、むし歯になりやすいため、日々の食生活や、オーラルケアの見直しが大切です。また、 胃食道逆流症(逆流性食道炎)に罹患している方は、お口の中の酸性度が高くなります。

3.唾液緩衝能

酸性になった口の中を中性に戻す力である「緩衝能」の強さを表します。 数値が高いほどに、酸に対する防御力も高くなります。
食事をした後はお口の中が酸性に傾きますが、唾液によって酸が中和されると、お口の中を中性の状態に戻してくれます。お口の中が中性に戻りやすいかどうかを判断できます。

4.白血球

「白血球」の多さを測ることで、菌の繁殖などによって生じた炎症の度合いがわかります。 歯ぐきや口内に傷や炎症がある場合は、数値が高くなります。虫歯や歯周病が進行していると、歯と歯ぐきの間に炎症が生じます。白血球の数値を調べることで、お口の中の炎症の度合いが把握できます。

5.タンパク質

出血などの口のトラブルや、細菌の繁殖によって、口の中の「タンパク質」が多くなります。数値が高いほどに、歯ぐきから出血している可能性が高くなります。タンパク質の数値を見ることで、歯周病のリスクを把握することができます。

6.アンモニア

細菌が多く繁殖していると、「アンモニア」も多く産生されます。数値が高くなるほどに、細菌が口の中で多く繁殖していることがわかります。口腔内の清潔度や口臭の度合いを把握することができます。

唾液検査を受ける前に

検査結果に影響を与える可能性があるため、検査前に以下の項目をお守りください。

  • 検査の前日まで:服用中の薬がある場合にはお知らせください。
  • 検査の12時間前:洗口剤の使用はお控えください。
  • 検査の5時間前:歯磨き剤の使用をお控えください。
  • 検査の2時間前:飲食、喫煙、歯磨きをお控えください。
  • 検査の1時間前:運動はお控えください。
  • 検査前:口紅などは落としておきましょう。

唾液検査の流れ

少量のお水でお口を10秒間ゆすぎ、紙コップに吐き出します。

試験紙を唾液検査装置にセットし測定を行います。

検査結果はその場で出ます。数字やグラフなどを使って分かりやすくお伝えします。
結果に応じて、虫歯や歯周病の予防メニューの提案やご自宅でのセルフケアについてのアドバイスを行います。

料金表

唾液検査 ¥2,200(税込)